<プログラム>
●「生活習慣のミスマッチをゼロにする郵送検査サービスとその活用」
株式会社ヘルスケアシステムズ 代表取締役社長 瀧本 陽介 氏
自宅で採取した尿や唾液等の検体を郵送してもらい、オンラインで検査結果を返すという、郵送検査サービス を展開しています。産学連携やオープンイノベーションで、20種類の検査キットを上市し、累計65万人に検査結果を 返してきました。検査結果を起点とした健康プロジェクトも食品企業や自治体で広がりつつあります。これまでの郵 送検査サービスに関する取り組み事例についてご紹介します。
●「自分の心と身体を大切にしながら働ける社会」
株式会社じょさんしGLOBAL Inc. 代表取締役 杉浦 加菜子 氏
「世界のどこにいても誰もが身体と心を大切にできる社会の実現」をミッションに展開するサービスと、R4年度 経済産業省フェムテック等サポートサービス実証事業でわかった成果についてご紹介します。
◆じょさんし ONLINE
女性とその家族にオンライン相談と講座を展開。妊娠・出産・育児などのライフイベント、月経・妊活・更年期など ライフステージにおけるパーソナルなお悩みに伴走
◆女性と家族の「ソトヅケ保健室」
企業内の女性及び子育て世帯への相談窓口と、リテラシ―向上の研修を展開
●「ピアノが医療機器?Well-beingになる健康医療社会の実現を目指して」
NU-Medライフケアシステムズ株式会社 代表取締役副社長 杉下 明隆 氏
当社の「Well-beingになる健康医療社会」の創出に向けた取り組みとして、東京藝術大学COI拠点の成果である 「だれでもピアノ®」を社会実装した事例を紹介します。このピアノは、障がい者の“ハンディキャップ”という 「負(ネガティブ)」の解消、支援者や地域住民を巻き込んだ “幸せ”という「正(ポジティブ)」の最大化を可能 にした楽器としてアイコン化されています。また、ピアノの医療機器化を目標に、疾病予防・介護重度化予防への応 用例や高齢者コミュニティのDXなど、今後の展開についても紹介します。
●「ドレープ等の不織布・フィルムを用いた大型医療機器(消耗品)の協業について」
株式会社サカキL&Eワイズ 取締役 部長 黒瀧 晋也 氏
当社は手術用滅菌ドレープを製造しています。ドレープとは手術で使用する多層の不織布又はフィルムで、患者の 身体を覆い、患部のみを開口しておく等、手術時の無菌環境を作り出すために使用されます。近年、出血量や創傷部サイ ズの減少等により患者の負担を減らすため、カテーテル手術が増えてきています。カテーテル手術では従来よりも大型の ドレープが求められるという背景より、大型のドレープを効率よく生産できるようになりました(最大で幅2,100mm、長 さ3,500mm程度まで)。なお、打抜き後の加工、滅菌受託も承っております。
●「当地区ヘルスケア・医療産業の活性化を期待できる技術情報の提供」
公益財団法人 名古屋産業科学研究所 中部TLO 技術顧問 羽田野 泰彦 氏
弊所では当地域でのヘルスケア・医療機器産業を活性化する活動を進めています。医療機器産業を迅速に立ち上げる ためには事業性の高い技術シーズを厳選し、出口を見据えた提案が重要と考えております。そのため、弊所の事業趣旨で ある大学の技術移転にとどまらず、海外も含めたベンチャーシーズも対象にした活動をしています。今回は、弊所の取り 組みとともに具体的な事案の紹介をさせていただきます。