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「光沢表面の外観不良を検査できる新技術『ホロ照明ユニット』」

  株式会社マクシスエンジニアリング 営業本部 装置営業課 課長 中川 勝統 氏

 光沢表面の形状不良を外観検査することは、まだ自動化困難と言われています。当社は、これを可能にする新しい 照明「ホロ照明ユニット」をリリースしました。この照明は、ホログラフィの原理を活用した画期的な照明で、表面の 微小な角度変化を”色の違い”として視認でき、画像処理を容易にするものです。今回は、外観検査の自動化を非接触 ・低コスト・短期間で可能とする、この原理や欠陥検出効果を概説します。

●「機械学習による画像認識のメカトロニクスへの応用」

  岐阜大学 工学部 機械工学科 知能機械コース 教授 山田 宏尚 氏

 近年、画像認識の分野は大きく発展し、多くの分野で画像処理・認識技術が活用されています。今回は当研究室で 行っている、深層学習によるAMR用ジェスチャ認識、中心窩レンズを用いた監視カメラシステム、CPU負荷の低い機械学習 による画像認識、作業者の姿勢推定による操作性負担度評価システムなどの取り組みについてご紹介します。

●「衛星データを利用した水道管の漏水リスク評価サービス「宇宙水道局」」

  株式会社天地人 代表取締役 櫻庭 康人 氏


S-Booster 2018でトリプル受賞したことをきっかけに起業し、JAXA STARTUPとして活動しております。世界各国500機 以上の衛星から画像も含む膨大な宇宙ビッグデータを取得し、それらのデータと劣化要因(腐食要因や漏水発生情報等)を 観測しながら機械学習(AI)を用いて解析することで、現在・未来の漏水のリスクを評価しています。豊田市様との実証から サービスリリースまでどのように至ったかご紹介します。

●「インフラや設備点検の大幅な省力化を実現するための「DX3種の神器」とは?」

  ナカシャクリエイテブ株式会社 R&Dセンター センター長 松井 良行 氏

 近い将来、深刻な人手不足に陥るであろう「目視点検」をDX化したい!その目標に取り組んだ、2020年からの新連携 支援事業による試作開発と、そのサービス化に至るまでの道筋をご紹介いたします。
具体的には、
・11K360・4Kカメラによる目視点検代替は可能性あり?
・2周波RTK-GNSSによる位置情報を動画に付与する画期的な方法とは?
・インフラ設備の経時変化を読み取る今風の仕掛け(目視点検&AI点検)
・ディープラーニング技術の本当のところ(適用事例紹介)
についてご紹介いたします。