<プログラム>
●「超越バイオメディカルDX研究拠点(eMEDX)※のご紹介」
(拠点説明、拠点オンラインツアー等)
※経済産業省令和3年度「産学連携推進事業費補助金(地域の中核大学の産学融合拠点の整備)」(Jイノベプラットフォーム型)の補助事業の採択を受け、 国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(以下「JAIST」という)構内のJAISTイノベーションプラザに開設された施設。
地域の技術者や研究者の皆様に自由にご参加いただくシェアードオープンイノベーションをキーコンセプトとする集いの場、共創の場として、 JAISTが誇る世界トップレベルのバイオメディカル分野の研究にスーパーコンピューターを活用したデータ駆動型のDXを組み合わせ、医療・ヘルスケア・メディカルなどに関わる広い分野のイノベーションを目指す。
●「高分子バイオマテリアルを利用した超越バイオメディカルDX研究」
北陸先端科学技術大学院大学 超越バイオメディカルDX研究拠点
eMEDX教授 松村 和明 氏
次世代医療を実現するためのバイオマテリアル研究について紹介します。
再生医療のための幹細胞の増殖足場となる高分子、凍結する際に添加して凍結ダメージから細胞を守る高分子、タンパク質の熱凝集を抑制する高分子、 ガン細胞を特異的に攻撃する高分子など、最新の高分子バイオマテリアルの研究成果を概説し、 データサイエンスやコンピューターシミュレーションなどを駆使した次世代材料開発の可能性についても紹介します。
●「光細菌を利用したがん診断・治療技術」
北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 准教授 都 英次郎 氏
様々ながん種に対して高い抗腫瘍作用を発現し、かつ生体透過性の高い近赤外光によって蛍光発色する光細菌を発見しました。 マウスを用いた生体適合性試験(血液学的検査、組織学的検査、細菌コロニーアッセイなど)を行った結果、 いずれの検査からも光細菌が生体に与える影響は少ないことが分かりました。
本発表では、がん診断と治療を同時に可能にする“がん光細菌療法”について紹介します。
●「拠点活用事例紹介」