◆プログラム◆
愛知県ディープテック推進事業の概要・ディープテックとは
第1部 ヘルスケア&サステナビリティ領域のディープテックスタートアップピッチ
<モデレーター>フォースタートアップス株式会社 小田 健博
【ヘルスケア】
「世界初のフェロトーシス誘導性抗がん剤の開発」
株式会社FerroptoCure 代表取締役CEO 大槻 雄士 氏
株式会社FerroptoCureは、フェロトーシスに注目した創薬をおこなっております。特に、最新の研究により、がんの治療抵抗性においてフェロトーシスの制御が、がんの発生や進展、転移に強く関与することが知られています。 私たちは、このフェロトーシスの制御メカニズムを破綻させる抗がん剤を生み出すことにより、がん患者さんに新しい治療法を届けることを目指しています。
製薬企業、抗がん剤の開発に興味のあるバイオ関連企業との連携を希望します。
「世界で最も難しい製品「細胞」の品質を作る」
株式会社Quastella 代表取締役CEO 竹本 悠人 氏
近年、「細胞」が材料として、再生医療や培養肉等の”最先端の技術を使用した未来の産業”が生まれつつあります。 ただ、大規模な細胞製造にはまだ多くの課題があり、「品質管理」もその一つです。 本ピッチでは、様々な産業の「細胞を用いた新しい挑戦」を支え、今よりもっと細胞が身近な存在となる世の中を実現する為の名古屋大学での研究成果を軸とした先端データサイエンス・AI技術による品質管理についてご紹介します。
細胞を扱う企業の方(再生医療ベンチャー、製薬会社、化粧品・農薬の検査会社等)、細胞培養関連企業(顕微鏡、インキュベーター等)との連携を希望します。
「固形癌に対する新規細胞療法の可能性」
株式会社オンコイムンセラテック 代表取締役 粕谷 英樹 氏
血液癌に対する細胞療法は近年その効果が示され関連薬も承認されていますが、固形癌に対する有効な細胞療法薬は未だ承認されていません。 当社が開発しているバイオ系抗癌剤は固形癌に広く効果が期待される細胞療法薬であり、世界10カ国に特許出願している製剤です。 本製剤の効能効果の可能性について紹介いたします。
バイオ系抗癌剤を研究開発している製薬企業、ベンチャーキャピタルとの繋がりを希望します
「他の技術では作製困難なモノクローナル抗体の作製を可能にしたEcobody技術」
iBody株式会社 代表取締役CEO 天草 陽 氏
医薬品、診断薬等に広く応用されているモノクローナル抗体。 従来からモノクローナル抗体を作製する技術はありますが、取得困難な標的の存在や目的の性能の抗体が作製できない、作製に時間がかかるなどの課題がありました。 そのような課題を独自のEcobody技術で解決するのがiBodyです。現在は製薬企業、診断薬企業、アカデミアの研究者のそのような課題に抗体作製サービスの提供、共同研究という形で事業として取り組んでいます。 Ecobody技術やその実績についてご紹介します。
製薬企業(創薬、薬物動態など担当の研究者)、診断薬企業(研究開発部門の研究者)との連携を希望します。
【サスティナビリティ】
「日本発の核融合炉開発を目指して」
株式会社Helical Fusion Business Development Director 久保 洋介 氏
核融合(フュージョンエネルギー)は、再生可能エネルギーと同じく二酸化炭素を排出せず、それでいて太陽光や風力とは違い恒常的に電力を供給できる夢のある電力源です。 この夢のある電力源の開発を進めるべく、世界各地で開発競争が起きており、日本では当社を含む数社が開発に名乗りをあげています。
核融合産業は、自動車産業と同じく裾野が広く、超電導コイルや水素や金属加工など、新しい技術の製品化が必要です。そんな核融合産業を一緒に興してくださる協力企業を募集しています。
プラントエンジニアリング企業、金属加工メーカー、金属3D積層造形メーカーなどとの連携を希望します。
「なぜ「世界一旨い魚を創り、届ける」ことが、養殖業再興の鍵なのか?」
さかなドリーム 代表取締役CEO 細谷 俊一郎 氏
当社は「世界一旨い魚を創り、届ける」ことを企業理念に掲げる水産会社です。 日本の海には4,000種を超える魚が棲息していますが、日本で養殖されている魚の9割は、わずか4種類で占められています。 日本の宝とも言うべき豊富な水産資源から、一般には知られていない最高に旨い魚を厳選し、 わずか一尾の希少魚からでも次世代集団を生産できる世界唯一の技術「代理親魚技法」を駆使して、全く新しい養殖魚の開発・生産・販売を実現します。
陸上養殖に取り組む事業者(サーモン、ヒラメ、サバなど)、水産物を扱う飲食・小売事業者との連携を希望します。
「水素を簡単,便利に利活用する常圧水素カートリッジとそれを利用するプラットフォームECOA」
ABILITY株式会社 代表取締役 冨士元 雅大 氏
カーボンニュートラルに向けた水素の利活用が段階的に進んでいます。 二酸化炭素を排出しない水素の利活用に向けた貯蔵や輸送にも適した常圧水素カートリッジとそれを利用するためのハードウエアとして水素プラットフォームを提供します。 当社の水素カートリッジは乾電池のようにところで入手が可能なので水素ステーションを利用しなくても水素燃料を手軽に利用できることができます。 日常生活に使うハードウエアとしてECOA Activity、モビリティで使うハードウエアとしてECOA Mobility、 美容/健康や医療に使うハードウエアとしてECOA Healthyの3つのプラットフォームを提供し水素カートリッジを利用できるハードウエアを構築します。
水素吸蔵合金の研究,開発,製造に関わる研究機関や企業等、水素関連の研究をする研究室、水素を活用したいと検討をされている企業,自治体等とのつながりを希望します。
第2部 パネルディスカッション
テーマ「ディープテック領域のオープンイノベーション成功の要諦」
<登壇者>
アストラゼネカ株式会社 Innovation Partnerships & i2.JP, Director 劉 雷 氏
兼松株式会社 車両・航空部門 車両車載部品第一部 第二課、
株式会社カーボンフライ経営戦略本部 事業開発部 木村 将大 氏
なごのキャンパス 企画運営プロデューサー、
株式会社LEO 代表取締役CEO 粟生 万琴 氏
<モデレーター> CICJapan合同会社 加々美 氏