MARKファミリービジネス研究会

8月のテーマは「ブランドを醸成する」。
第1部は高山市の舩坂酒造店の有巣弘城社長が講師です。高山で旅館を中心に事業を展開するアリスグループが、2010年に200年以上続く舩坂酒造店を第三者承継することとなり、コンサルタント会社に勤めていた有巣社長は責任者を担うためしぶしぶ帰郷。しかし、初めてしぼりたての生酒を飲んだ時、そのおいしさに驚き、その魅力を伝えようと奮起。既存ブランドに加え、新たに高級ブランドの開発や輸出の事業、加えて飛騨高山の観光活性にも注力し、飛騨の酒や地域の魅力を国内外にPRしている。
そして新たな挑戦としてウイスキーに着目。過疎化で閉校した小学校の校舎を岐阜県初のウイスキー蒸留所として活用、2023年から試験醸造を開始した。総合アルコールメーカーとして、世界に高山を発信して行く。第三者による事業承継の好事例です。

愛知県は酒、しょうゆ、みりんの醸造が盛んです。加藤教授の専門は発酵・醸造といった微生物学。研究対象は酒から、みそ、しょうゆ、みりん、ワイン、ビールと幅広く、名城大学ブランドの日本酒「華名城(はなのしろ)」の仕掛け人でもあります。多様性に富む発酵食品の魅力について、健康と美食と文化の観点から多角的に考えます。

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