MARKファミリービジネス研究会

第1部の講師は株式会社FINEの加藤ゆかり社長です。大学を卒業しハウスメーカーに就職して2年後、2008年に株式会社FINEを設立、取締役に就任。CDやDVDなどをアウトレット向けに卸す事業で業績を伸ばしていたが、市場の低迷により業績が悪化、倒産の危機を迎えます。
そんな中、2013年に代表取締役に就任。そこで再起を目指して、目をつけた商材がアパレル。売れ残って在庫になった服は、保管コストもかかるため、廃棄(焼却処分)することが一般的ですが、エコの観点から社会問題視されています。そうした中、FINEは2016年にアパレルブランドのネームタグを付け替えて再販売するという新しい流通システム「Rename」を開始。アパレルの新たなエコシステムともいえるRenameを軸に新しい業界のサスティナビリティを創り出しています。窮地の中から生まれたイノベーションのストーリーを聴きます。                                                                                      第2部のビジネスよもやま話は、食品ロスを専門的に研究し、「ドギーバッグ普及委員会」委員長も務める日本女子大学の小林富雄教授が講師です。「食品ロス」=「コミュニケーションロス」だと唱える小林教授。例えば、外食先で残った料理を持ち帰りたいが、それは恥ずかしい気がしてお店に言いづらい、といったコミュニケーションの問題です。環境を守るためのどんな行動が社会を動かすのかを考えます。

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