第1部の講師は大橋量器(大垣市)大橋博行社長です。大垣市の枡づくりは全国で80%のシェアを占める地場産業です。もともと枡は米などを計る計量器でしたが、今はお酒を飲んだり、文字や絵を入れた記念品として使用されています。しかし、生活様式の変化により従来の需要が減るなかで、枡の専門メーカー大橋量器は枡の技術を使い、今のライフスタイルに合った商品を開発・提案。新入社員などの若手人材や研修生などの外部人材が0から1を生む推進力になり、その中から「木製の冷凍ご飯容器」や、かんな屑を使った「エコ加湿器」などのヒット商品が生まれました。アイデアあふれる元気な地場産業について語っていただきます。
第2部ビジネスよもやま話の講師・愛知大学現の田村和彦教授の専門は、文化人類学・民俗学。民俗学は民族の伝統的な生活文化・伝承文化を研究対象とし、有形、無形の民俗資料をもとに、人間の営みの中で伝承されてきた現象の歴史的変遷を明らかにし、それを通じて現在の生活文化を相対的に説明しようとする学問です。枡もその一例ですが、身近なモノの新たな価値を民俗学の視点から捉え、ビジネスの世界で自社の持つ資源の価値を見直し、どう活かすかについて考えます。