第1部講師の古田憲司様は1984年生まれの元バンドマン。さまざまな職業を経て、2021年に妻の実家で、妻が社長を務める「元祖鯱もなか本店」の4代目経営者として夫婦で事業を引き継ぎました。コロナ禍で廃業寸前まで追い込まれた店を、SNSを中心とした独自のマーケティング術で復活させ、売上げを10倍にまで伸ばし、まさに奇跡の復活劇をとげました。
金もコネも従業員もない老舗和菓子店がどのようにファンを増やしていったのか、小さな企業が戦うのにどんな手段や心構えが求められるのか、古田流の人脈形成術を明かしてもらいます。「名古屋の定番お菓子」となることを目指す鯱もなかの魅力度を高めるための積極的な取り組みも紹介してもらいます。

第2部の講師の西山ガラシャ様は、1965年名古屋生まれの作家。江戸中期の尾張徳川家・戸山下屋敷にあった名庭を作った男たちをユーモアたっぷりに描いた『公方様のお通り抜け』で第7回日経小説大賞(2015年12月)を受賞。最新刊は、江戸時代から明治時代の名古屋を舞台にした短編連作集『おから猫』(集英社文庫)。ほかに尾張徳川家を題材にした歴史コミックの原作を担当するなど地元名古屋の歴史に精通している。
講演では1610年代の名古屋城築城や明治の初めに伊藤次郎左衛門らの名古屋財界の有志が政府から金シャチを名古屋城に取り戻すために尽力した話などを語っていただきます。