アカデミックナイト

中部圏の大学で生まれている数多くの技術シーズと企業とのマッチングを目的として、第18回アカデミックナイトを開催します。アカデミックナイトでは、各回テーマごとに次代を創る研究者が登壇し、最先端の研究を紹介するとともに参加者と議論することで、産学連携を深めます。

【グリーン・サステイナブルケミストリー】

講演1(18時30分~19時30分)
「ヨウ素を鍵とする環境に優しいモノづくり」
2021年のノーベル化学賞は有機触媒でした。有機触媒は、酸性または塩基性を示す有機分子であり、金属を含まないため、環境に優しいところに利点があります。しかし、酸化還元機能を特徴とする遷移金属触媒の代替となる有機触媒はなく、有機合成化学の残された課題の一つと言えます。私たちは遷移金属の代替元素としてヨウ素に着目し、高機能なデザイン型ヨウ素触媒をいくつも開発してきました。ヨウ素は人間の必須元素であり、日本はヨウ素生産量で世界第2位です。この重要な資源を利用した環境に優しい最先端のモノづくりについて講演します。
名古屋大学 大学院工学研究科
教授  石原 一彰 氏
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講演2 (19時30分~20時30分)
「有機化学を基盤としたグリーンものづくり
~多くの命を救える化学技術を目指して~」

「化学者は多くの命を救える」という志を実現するために、「from mg to ton」を可能にする化学技術を追究しています。ファインバブル、マイクロ波、フロー反応、機械学習を駆使し、グリーンものづくりについて講演します。
静岡大学 グリーン科学技術研究所
教授 間瀬 暢之 氏
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なお、お申し込みの際は、ナゴヤイノベーターズガレージ法人会員と中部経済連合会会員の方はご所属を必ずご記入いただきますよう、お願いいたします。
※今回、交流会は中止させていただきます