MARKファミリービジネス研究会

講師は有限会社エニシング代表取締役の西村和弘様です。中央大学卒業後、江崎グリコに入社。5年間の勤務を経て、2000年にエニシングを起業。設立当初は、漢字のTシャツを海外に販売していたが、日本伝統の仕事着「前掛け」と出会い、企画販売を開始、国内外に販路を広げる。その中で前掛けの産地・豊橋に100年以上前に作られたシャトル織機を使い、70代の職人たちが働く工場があることを知ります。その織機を譲り受け、2019年に新工場をオープン。現在は年間10万枚の職人向けの前掛け(MAEKAKE)を製造し、デザインの魅力も国内外に発信している。縁が縁を呼ぶ、伝統技術の第三者事業承継成功の物語です。

第2部の「ビジネスよもやま話」の講師は帝国データバンク名古屋支店情報部長の丸山昌吾様です。
新型コロナウイルスの感染拡大や、ロシアのウクライナ侵攻を発端とした原料や燃料価格の高騰が経営を圧迫するなど、経営環境は一層厳しさを増しています。
今後は、これまでも厳しい経営環境下を耐え忍んできた経営者が、いまだ見通せない先行きに対し、どう対処して行くか。
帝国データバンクの最新の調査結果の分析をもとに、これからのシナリオを考えます。