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2022.08.15

[レポート] TEENS meetup ―未来のスタートアップ― (2022/7/2)

「TEENS meetup -未来のスタートアップ-」は、高校生が現役の起業家と出会い、語り合う場として、ナゴヤ イノベーターズ ガレージと名古屋市が共同で開催している。第一線で活躍中のスタートアップ経営者や起業家たちが、高校生に向けて起業という生き方のリアルを語り合った。

【開催概要】
将来起業を志す人だけでなく、進路を決めていない高校生にも生き方を考えるきっかけにしてもらうことを目的に、今回は3名の起業家による講演会&パネルトークセッション、「スタートアップ・ユースキャンプ」説明会を行い140名が参加した(会場:49名〈うち高校生34名〉、オンライン:91名〈うち高校生43名〉)。講演会では、講師が現在の事業内容や、起業の経緯、やりがい、苦労話などを紹介するとともに、人生をどう生きたいか考え続けること、先入観を持たず自らの可能性に蓋をしないことなど、高校生の進路選択の参考になるアドバイスを送った。パネルトークセッションでは、高校時代の経験から今につながっていること、起業のメリット・デメリットについてパネリストが本音で語り、高校生からの率直な質問に対して真摯に答えていた。

【講師・パネリスト】
伊藤 羊一 氏 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長、Zアカデミア学長、Voicyパーソナリティ、(株)フィラメントCIF、㈱ウェイウェイ 代表取締役、グロービス経営大学院 客員教授
千葉 佳織 氏 (株)カエカ 代表取締役、 スピーチライター
村上 嘉一 氏 ジークス(株) 代表取締役社長CEO

講演会&パネルトークセッション:“起業”という生き方を知ろう
<講演会>
Zアカデミアや武蔵野大学でアントレプレナーシップ学部を立ち上げた伊藤氏は、これから先IoT=Internet of Everythingとなる時代に、大人も考えたことのない、大人に負けないアイデアを各々が生み出すことができると参加者にエールを送った。千葉氏は、高校の弁論部時代や就職活動での苦労話を、村上氏は、自身の反骨精神が起業への原動力になったと語った。講師全員、「好きが高じて仕事になった」ことが共通していた。
<パネルトークセッション>
伊藤氏がモデレーターとなり、登壇者の経験談や想いを引き出し、質疑応答では高校生への不安に答え、以下の熱いメッセージを送った。
伊藤氏:起業をはじめさまざまな選択肢が取れるようになった世の中で、どういう人生を生きるのかを自由に考えてほしい。日々、自分の人生を自分でつくっていくということを、少しずつ考え積み重ねていってほしい。
千葉氏:自分にはできない、すでに起業している人がいるのでは、という先入観はこの場に置いて帰ろう。
村上氏:まず知って、何に惹かれるか、それを自分に落とし込めるくらい自分と向き合うことが必要。
高校生からは、「起業するときの仲間はどのように集めたか」「コミュニケーションが下手でも起業できるか」などの質問が寄せられた。

「スタートアップ・ユースキャンプ」説明会
昨年度事業に参加した2名が登壇し、自身の経験を語った。ユースキャンプへの参加を迷う高校生へ、「やってみる大切さを学んだ」「非常にハードだがここでしかできない経験だった」というエールを送った。

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