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2023.02.03
[レポート] Z世代ナゴヤ未來会議 (2022/10/7、14、21)
中部圏の未来を創るZ世代のための特別な三日間「Z世代ナゴヤ未來会議」をナゴヤ イノベーターズガレージで開催した。マーケティング・SDGs・イノベーションの専門家や先輩イノベーター、多方面で活躍する学生をゲストに迎え、高校生・大学生・社会人(16~27歳)ら延べ253名が本音を語り合った。
【開催目的】
近年多様性やカーボンニュートラルの必要性が叫ばれる中、製造業主体の中部圏では、危機感の低さや変化を躊躇する保守的な考え方から、社会課題解決に向けた行動に移せていない傾向にあると言われる。一方、今後の日本を背負っていくデジタルネイティブのZ世代の中には新たな価値観をもち、課題解決に向けた活動を実践している人々もいる。これを多くのZ世代で共有し、動き出すきっかけにするとともに、既存社会への提言をとおして中部圏の活性化を目指していく。
【実施内容】
WEBを活用したアンケートや意見投稿などにより、会場参加者とWEB参加者をつなぎ、日常生活・社会課題・未来などについて意見を交わした。また、モデレーター(総合MC)や各日のゲストは、参加者と同世代あるいはごく近い世代とし、本音を引き出しやすい環境を整えた。
【Day1◆日本の今と未来を語る】
ゲスト:(株)SHIBUYA109
SHIBUYA109lab.所長 長田 麻衣 氏 他
目標が無ければ好きなことを積上げていけばいい。
選択肢が溢れる時代の幸せの基準は“自分の納得感”
仕事・結婚などに関するアンケートをもとに、自由に意見を交わした。「就職活動」「将来設計」「自己肯定感」など、議題以外へのテーマに派生するなど、活発な議論が展開された。
長田氏:一つのテーマに正解が一つではないのがZ世代。その考えに世の中も近づいてくるとよい。Z世代もその特性を活かし、さまざまな考え方や選択肢を吸収して自分の人生やキャリアをよりよいものにしてほしい。
【Day2◆SDGsで社会課題に向き合う】
ゲスト:(株)笑下村塾
代表取締役 相川 美菜子 氏 他
SDGsに身近な感覚をもつZ世代。
17目標では教育を重要視しつつ、日頃の行動は環境問題を意識
SDGsを意識する頻度や、中部圏企業の取り組みに対して思うことに加え、今後自分が起こしたい行動などについて議論を行った。登壇者の体験にもとづく意見に触発された参加者から、率直な意見があがった。
相川氏:若い世代の頑張りに刺激をうけた。SDGsのメリットが不明という声も多く、今後のビジネスや活動における付加価値や、ポジティブな発信が重要だと感じる。
【Day3◆イノベーションを考える】
ゲスト:一般社団法人SWiTCH
代表理事 佐座 マナ 氏 他
地元・安定志向は強めだが、既存の枠組みへの疑問や新たなチャレンジへの意欲を大半のZ世代が持つ
中部圏の強みと弱み、イノベーションの可能性について、自分自身が起こしたい行動も含めて議論を行った。大半のZ世代は、自分たちが住みやすい社会を創り出す意欲を持っており、今後の具体的なアプローチを期待したい。
佐座氏:従来のものを改善し普及させるのも大切。中部圏は産業が集まっている地域故に、マインドセットをすればイノベーションを加速できる可能性はあると思う。
↓↓今回のレポート↓↓
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