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2023.07.11
[レポート] TEENS meetup ―未来のスタートアップ― (2023/6/24)
「TEENS meetup -未来のスタートアップ-」は、高校生が現役の起業家と出会い、語り合う場として、ナゴヤ イノベーターズ ガレージと名古屋市が共同で開催している。第一線で活躍中のスタートアップ経営者や起業家たちが、高校生に向けて起業という生き方のリアルを語り合った。
【開催概要】
将来起業を志す人だけでなく、進路を決めていない高校生にも生き方を考えるきっかけにしてもらうことを目的に、今回も3名の起業家による講演会&パネルトークセッション、そして「スタートアップ・ユースキャンプ」説明会を行い、71名が参加した(会場:38名〈うち高校生24名〉、オンライン:33名〈うち高校生18名〉)。講演会では、講師が現在の事業内容や、起業の経緯、やりがいなどを紹介するとともに、「アントレプレナーシップとは何か」、「とにかく多くの挑戦と経験を得てほしい」といった、高校生が自ら考え行動できるようアドバイスを送った。パネルトークセッションでは、起業に至った経緯などをさらに深堀りし、パネリストが本音で語り、高校生からの率直な質問に対して真摯に答えていた。
【講師・パネリスト】
朝倉 祐介 氏 アニマルスピリッツ合同会社 代表パートナー
関 芳実 氏 株式会社 StockBase 代表取締役
長曽我部 竣也 氏 FiberCraze株式会社 代表取締役社長
講演会&パネルトークセッション:“起業”という生き方を知ろう
<講演会>
騎手養成学校、東京大学、学生起業、就職、スタートアップ経営と事業再生、スタンフォード大学と異色の経歴を経て、現在投資家として活動する朝倉氏は、アントレプレナーシップとは「誰からも頼まれていないのに、己が成し遂げなければならないと固く信じることの実現に向けて自ら率先して行動すること」であり、日本の工場型教育で教わったことを捨て、自ら考えて行動してほしいと熱く語った。
関氏からは、大学に入ったころは起業の「き」の字も知らなかったし考えていなかった自身がボランティアをきっかけに起業に至った経験を、長曾我部氏からは、地元の繊維産業に貢献するとともに、日本のハイレベルな技術を世界に届け、日本の技術で世界の課題を解決したかったという、起業に対する熱い思いが語られた。
<パネルトークセッション>
講演会に続いて登壇者の楽しかった話から泥臭い経験まで語り、質疑応答では高校生への不安に答え、以下の熱いメッセージを送った。
朝倉氏:人は経験からしか学べない。 あまり難しく考えず、まずは挑戦してほしい。自分探しとよく言うが、今見つかっていない自分を探すより、多くの経験で自分づくりをしてほしい。
関氏:この場に来ていることが素晴らしい。挑戦するときに不安はあると思うが、最後は根拠のない自信が大事だと思う。
長曾我部氏:周りに流されず、名古屋や東京のスタートアップ界隈に飛び込んでよかった。20年30年くらい前の出る杭がとにかく打たれる時代に比べたら恵まれた時代。挑戦してほしい。
三者とも共通して、様々な苦労があったけれども楽しく活動している様子がとても輝かしく、印象的だった。
高校生からは、「前へ倣えが当たり前になっている自分はまず第一歩として何をしたら良いか」といった質問や、「起業に対する親の印象が悪いのでこの動画を見せて説得したい」といった感想が上がった。
「スタートアップ・ユースキャンプ」説明会
昨年度事業に参加した2名が登壇し、ユースキャンプへの参加を迷う高校生へ、「自身が無かった自分が経験と勇気を得た」「非常に時間を使ったが、高校生でしか味わえない面白い時間だった」という自身の経験を語った。
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