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2024.08.09
[レポート]Innovators Academia (2024/07/26)
「オープンイノベーションの潮流」
講師:浦野隆好
オープンイノベーションを進める場合「何を実現したいか」を明確にし、「自社だから実現できる価値」を念頭に検討を進めてほしい。オープンイノベーションとは、価値あるアイデアが社内外からもたらされ、また社内外から市場に出ていくことを意味する。社内に何がもたらされるかというインバウンドに注目されがちだが、社内から何をもたらせるかというアウトバウンドに価値を置く必要がある。この考え方を取り入れるためには、従来のマインドセットを捨てる必要があり、形から入るのではなく、まずマインドセットを変えることが重要だ。
また、イノベーションのためには、「知の深化」と「知の探索」の両方をバランスよく両立させる必要がある。個人でこの二つを両立することは困難であるため、組織レベルでのイノベーション・マネジメントが求められる。
さらに、オープンイノベーションは明確な目標(自社が創出する価値)のための手段であり、自社ではできないことを補うための手段だけではなく、目指しているものを実現するための足りないリソースの補完という考えが大事。「どうなるか」ではなく「どうしたいか」、「何を作るか」ではなく「社会をどうしたいか」という視点を持って取り組むことが必要とされる。
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