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2021.06.29

[レポート] 映像制作レクチャー IGESプログラム (2021/06/19)

2021年6月19日(土)、IGESメンターの株式会社スピード代表取締役 岩木氏による「映像制作レクチャー」を開催いたしました。

◇活動内容

2019年にはじまり、今年で3年目になったガレージ。
イノベーションをおこすためには多種多様な人が集まったほうが新しいアイデアや価値を創造できる可能性が広がります。
そこで、ナゴヤイノベーターズガレージを日本の未来を創る若い世代にとっても、イノベーションを起こす活動ができる場所とするため、学生さんにもガレージのPR活動に参画いただくことにしました。
同世代の未来のイノベーターたちへの期待を込め、10月にガレージ主催の学生参加型PVコンテストの開催を岩木氏とともに企画しました。

今回のイベントでは、ガレージ会員の皆様をはじめ、高校生、大学生、専門学生と幅広くオンライン、会場でご参加いただきました。

まずは、ガレージPVコンテストに先立ち、事前講義として映像制作のプロフェッショナルであり、ガレージメンターの岩木氏より、映画を観るのが100倍楽しくなるような知識を熱く語っていただきました。

映像は感覚ではなく、数学のように計算されている要素が多く、理屈や方程式があり、カメラを使いすぎもいけない、動かしすぎてもいけないというバランスで成り立っているようです。
構成に目を向ける、その後撮影に入る、という流れを意識すると成功しやすいそうです。

ドリー、パンといった専門用語やカメラのズーム機能の使い方など映像制作のテクニックについても解説いただきました。

―温故知新。基礎を学び、理解する、その上でそれを崩しているものを見る

YouTubeやSNSに動画が手軽にアップロードできる時代になり、カメラアプリや高価な機材を使えばアマチュアでもそれらしいものができる世の中になってきました。
一方、人間の視界、さらには心理や意識までとらえたプロの映像表現は一瞬で心をぐっとつかみます。
映像の世界は奥が深く、おもしろいです。参加者はプロの仕事術に真剣に聞き入っていました。

ゲーム、CGアニメーションの制作現場でもカメラテクニックが重要で、キャラクターを動かすために
カメラの位置やレンズの違いにも気を配るといったことまでできる人は少ないようです。

レクチャーでは、岩木氏がスマートフォンを使いながら、カメラマンのような生き生きとした写真撮影する方法を教えてくれる場面もあり、クイズも交えながら、楽しく映像を学ぶことができました。
(カプセルトイのE.T.を撮影する岩木氏)

コンテスト参加者へ向けて、岩木氏から「映像は誰が見るか?」「この施設にきたいと思うには?」=同世代に魅力を伝えるには?という問いかけがありました。

レクチャー後、ガレージを初めて訪れた学生さんはガレージの空間を見渡しながら「どう撮ろうかな?」と興味津々な様子でした。

どんな映像ができあがるのか楽しみです!

今後もナゴヤイノベーターズガレージのメンター岩木氏による活動を行っていきます。
皆さまのご参加をお待ちしております。

講演: 映像制作レクチャー(映画を観るのが100倍楽しくなる!?)
講師:株式会社スピード 代表取締役 岩木 勇一郎 氏

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