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2021.08.18
[レポート] TEENS meetup —未来のスタートアップー (2021/07/22)
ナゴヤ イノベーターズ ガレージは名古屋市と共同で、高校生が現役の起業家たちと出会い、語り合う場「TEENS meetup -未来のスタートアップ-」を開催。第一線で活躍中のスタートアップ経営者や起業家たちが、未来を担う高校生と起業という生き方のリアルを語り合った。
◇開催概要
将来起業を志す人だけでなく、進路を決めていない高校生にも将来の生き方を考えるきっかけにしてもらうことを目的に、4名の起業家を招いて、第一部に講演会、第二部にパネルディスカッションを開催。155名が参加した(会場:42名〈うち高校生21名〉、オンライン:113名〈高校生他〉)。講演会では、講師が現在の事業内容や、中高生時代の経験から今につながっていること、起業のきっかけなどを紹介。パネルディスカッションでは、起業のメリット・デメリットについてパネリストが本音で語り、高校生からの率直な質問に対して真摯に答えていた。
◇講師・パネリスト
藤野 英人 氏 レオス・キャピタルワークス(株) 代表取締役会長兼社長最高投資責任者(CIO)
南 章行 氏 (株)ココナラ 代表取締役会長
遠山 寛治 氏 (株)Sonoligo 代表取締役
nanakoななこ 氏 動画クリエイター/クリエイティブディレクター
◇モデレーター
安田 孝美 氏 名古屋大学大学院 情報学研究科/情報学部 教授
第一部 講演会:自己紹介&起業のきっかけ
「将来起業をしたい人?」との問いかけに会場にいた約半数の高校生が手をあげ、うち3名は上場したいと答えた。
旭丘高校出身の藤野氏は高校時代の「制服問題闘争委員」委員長を務め、同じく同校出身の南氏は文化祭で気球を飛ばした経験を語った。中学からはじめたサックスで音楽家の大変さを体感した遠山氏は現在の事業がその課題を解決している。nanakoななこ氏は自分の好きなことを継続してきたことが現在の活動につながっていると語った。全員に共通しているのが、「好きなことをとことんやろう」というマインドである。
第二部 パネルディスカッション:“起業”という生き方を語ろう
現在と未来の情報として、安田氏が日本の時価総額推移や世界の有名企業の経営者の創業時年齢、人生100年時代などを紹介した後、登壇者が高校生に以下の熱いメッセージを送った。
藤野氏:挑戦は“成功か失敗”ではなく、“成功か学び”であり、自分の好きなことを見つけて何度でも挑戦すること。
南氏:事業を通じて人を幸せにしていると感じている。チャレンジしないことがリスクである。
遠山氏:周りの目を気にせず自分の思ったことを貫いてほしい。
nanakoななこ氏:好きなことを仕事にするためには嫌なことを我慢するのではなく、苦手なことにも挑戦する。
高校生からは、「父の会社を継ぐべきか、それとも起業すべきか」「人生で一番後悔したことは」などの質問が寄せられた。
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