\「学び」と「イノベーション」について語り合う哲学対話サロン第2回/
普段、モヤモヤしていながら、なかなか言葉にならないこと、同僚や知人に尋ねても、冴えた意見が返ってこないこと、本や記事を調べても、どこにも明瞭な答えが載っていないこと・・・などなどを、言葉にしてみんなで語り合ってみませんか?
3月に初開催した哲学対話実践編「哲学の夕べ」、皆さんの様々な思いを時間いっぱい聞かせていただきました。
が、しかし。思考を深めるには全然時間が足りませんでした…ので、第2回開催いたします!
第1回に参加していなくても全く問題ありません。ご興味ある方はぜひご参加ください。
■テーマ:「『学びなおし』は何をもたらすか?」
先回、「学び」とは何かを語り合って見えてきたのは、学びなおしには、「会社や国が経済回復や転職のために推奨する個々のスキルアップ」、「人生や人間性を豊かにするための教養・趣味」の2種類があるということでした。
前者は、「必要に迫られて」やるものであり、場合によっては「苦痛」と結びつくこともある。しばしば成果(アウトプット)を出すことを求められる。
後者は、それをやることが自分にとっての「喜び」につながるものであり、それが動機になっている。必ずしも成果と結びつかなくてもよい。
この2種類の学びのうち、イノベーションや経済成長につながる「学び(なおし)」は、どちらなのか。あるいは両方なのか。私たちが今のうちに本当にやっておくべき学び(なおし)とは何か。引き続き、「学びなおし」のあり方について考えていきたいと思います。
■哲学対話の流れ
時間 | 内容 |
18:30~18:40 | 哲学対話の心得復習 |
18:40~19:30 | 少人数グループに分散して対話 |
19:30~20:15 | 各グループで話し合った内容を共有&全体で対話 |
20:15~20:30 | 振り返り、中締め |
20:30~ | 自由解散 ※21:00までには帰りましょう! |
■対話のルール
1.ホンネで話しましょう。
2.互いの発言を尊重しましょう。
3.対等の立場で話しましょう。
■第1回開催の背景 レポートはこちら
昨今、リカレント(recurrent)やリスキリング(reskilling)、生涯学習といった言葉を耳にする機会が増えたような気がします。でも、そもそも学びなおしって、なんだろう? どうして大人になってからも学びなおしが必要なの? それって本当に必要なの? 昔は必要なかったの? なんのために学びなおすの? 学びなおすことで、私たちは何を目指しているの? 学びなおしの究極の目標は?——こういった疑問を深く考え抜く機会がないまま、言葉だけが独り歩きすることも多いのではないでしょうか。
そこで、学びなおすことの意義や、そもそも「学び」とは何なのか、何のために学ぶのか、学ぶことと働くことの関係などについて、じっくりと語り合ってみる場を設けてみました。
この日の対話が、産業人としてのマインド醸成や、受講者同士の交流促進のきっかけとなり、ひいては地域の発展や経済成長につながればと願う次第です。