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ナゴヤ イノベーターズ ガレージで開講している「ビヨンド ザ ボーダー2.0」は、企業変革、イノベーション創出を目的とした“本当にやる”ための戦略デザインの実践、人材育成プログラムとして、新規事業のベースとなる戦略を描いている。

本プログラムは、各企業が抱える課題感を前提として、実践形式で新規ビジネスの戦略を立案し、プログラム終了後に関係者を巻き込んで、戦略を実行へつなげることを目的としている。
今回紹介する第２クールは、５月から８月までの約３カ月半にわたり６チーム（１チーム１社３名まで）が参加し、プログラムの中で戦略デザインの実践を進めてきた。イノベーションの基礎からはじまり、各社の置かれている状況や課題を整理し、リサーチ・仮説シナリオの設定、トップインタビュー、関係者との対話をとおして、新しい価値を創出する戦略デザインを磨いていった。受講者は、回を重ねるごとに共創で取り組むマインドへと変化し、一人称の前向きな発言が増えていったプログラム内ではケース・ダイアログとして、共創により新しいビジネスを立ち上げてきた先輩方と直接対話する機会を３回設けている。困難な状況をどのように乗り越えていったのか、自らの状況に照らし合わせて対話する姿がとても印象的だった。
最後は、共創しながら磨き上げた戦略を参加者で共有するとともに、その過程を振り返り得られたものを整理した。
戦略を持ち帰り、実行に移すことはもちろんのこと、その学びを組織に還元してこそ意味がある。だからこそ「次に自分は、どう行動するのか」という探究を大切にしている。受講者の今後の事業展開やイノベーション人財としての活躍、周囲への影響力発揮を期待している。