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2022.11.11

[レポート] 第23回アカデミックナイト (2022/9/1)

名古屋大学の赤木 康宏氏、名古屋工業大学の各務 学氏を講師に迎え、「自動運転への道~実証の取組みと通信規格の標準化~」をテーマとして講演をいただいた。

◇講演要旨
講演1 「名古屋大学でのゆっくり自動運転の開発と実用化」
名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 赤木 康宏 氏

名古屋大学COIでは、10年ほど前から高齢者が元気になるモビリティ社会を目指して研究を続けている。その中で、「ゆっくり自動運転」というコンセプトに基づき、移動に困難さを抱える住民の多い地域を中心に、自宅から出発する自動運転サービスの実用化実証実験を行ってきた。
自動運転技術において、環境理解技術は開発が進んでいるがまだ人間程度には追い付かない。また、日本国内では導入できる自動運転可能な車両が非常に少ないという課題を抱えており、海外ではそのような製品が増えてきている。
自動運転技術が空想のような時代は終わり、限界を知った上で利点を考えることで地域に実現できるものと考えている。

 

講演2「自動運転時代の高速車載光ネットワーク~国際標準化競争の最前線~」
名古屋工業大学未来通信研究センター センター長・特任教授 各務 学 氏

名古屋工業大学・未来通信研究センターは2021年1月に開設し、自動車を中心とした広い分野の次世代高速通信ハードウェア(部品・システム)の高信頼化研究とその国際標準化、さらには社会へのルールメイキング人材の輩出に取り組んでいる。
自動運転時代の車載ネットワークは、全ての機器に接続し、高速・高信頼性が要求される。車には多くの電子機器が搭載されており、通信用ハードウェアにも次々と高度な機能が求められている中で、日本はチップを制作できないなど自給に弱い部分がある。また、日本は国際標準化力・戦略が弱いため、日本の市場、国際競争力維持確保のため、日本に強みのある光通信を車に入れるなど、日本の技術で世界を取ろうと取り組んでいる。

 

◇次回のご案内

日時:2022年11月17日(木)18:00~21:00
講演:進む小型衛星開発 ―宇宙ビジネスの可能性―
講師:名城大学 理工学部 交通機械工学科 准教授 宮田 喜久子 氏、
愛知工科大学工学部電子ロボット工学科 教授 西尾 正則 氏

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