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2023.08.23

[レポート]株式会社Papillon ファウンダー 都築 亮吾さんと話そう!(2023/07/04)

「 株式会社Papillon ファウンダー 都築 亮吾さんと話そう!」を開催しました。

◇開催内容

ナゴヤ イノベーターズ ガレージでは、名古屋大学大学院教授の安田孝美氏がプロデュースする先輩イノベーターとの交流イベントを開催している。第5回目の今回は、株式会社Papillon ファウンダー 都築 亮吾氏を講師に迎え「学生起業からM&Aまでの2年10ヶ月」と題する講演および座談会を開催した。

高専在学中に興した会社をM&Aにて売却した都築氏。彼が10代という若さで会社を興した理由は、アメリカでの経験にあった。

高専2年生の頃、交換留学生としてアメリカで1年過ごしたという都築氏は日本ではまだまだ”遊び”であると認識されているe-sportsが、アメリカでは競技として市民権を得ている事実に衝撃を受けた。帰国後、都築氏は「ゲームプレイが称賛される社会」を目標に、同級生たちと共にPapillonを設立した。

未成年という理由で銀行口座が開設できなかったり、周囲の反応も厳しい中で、数人の仲間とともにe-sportsの大会を支援するアプリケーションを開発し、出資者を募った。また「日本の国内だけでお金を回しても、日本は豊かにならないから、やっぱり海外で稼いでそれを日本に持ってこないといけない」と思い立った。そして、東南アジアで最も人口が多く、eスポーツ市場の成長率が最も高いインドネシアにビジネスの舞台を移し、PMFを達成した。

都築氏は若い間に挑戦してみることが大切であると強調する。

「高専って結構カリキュラムがタイトなんです。だから本当に寝る間を惜しんで、という感じでした。2,3時間睡眠でなんとかなっちゃうんですよ、眠いけど。」

参加者からは「10代での起業のメリット」や「今後のe-sports業界の動向」についての質問が多く飛んだ。都築氏は柔和な笑みを浮かべながら、参加者と交流を行い、和気藹々とした雰囲気で会は幕を閉じた。

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