REPORT

2025.03.22

【レポート】Innovators College(3/14)【特別編】クリティカル・シンキング∼再現性高く本質的な課題解決を導く∼

Innovators College概要
本プログラムは月2回程度定期的に開催され、新規事業・起業を推進するために必要になるイノベーティブなものごとの考え方や、発想法を実践的に学ぶことができるものです。 高校生や大学生、新入社員から50代の社員、起業家まで多種多様なひとが毎回30名ほど集まるセッションです。 

さて、今回はグロービス経営大学院の三井敬二氏を招き、課題の本質の捉え方や、未知の課題への解決策を導く思考技術の一端についての理解を深めました。さらに、ディスカッションを通じて参加者同士の意見を交換したり、ビジネスにおける提案の仕方や、課題解決の構想を練ることで、再現性の高いアプローチの仕方や、ヒントについて学びました。

プログラム内容 

今回のセッションでは、以下の3つのテーマを扱いました。 
企業における「商品の問い合わせ対応課題」 
スターバックスの「ルールブレイク」 
企業における「上司へのプレゼン方法」 
約30名の異業種・異分野の参加者が集まり、クリティカル・シンキングを用いて、問題を多角的に分析し、解決策を導き出しました。 

ワークショップ詳細 

  1. 企業における「商品の問い合わせ対応課題」 
    企業の課題として、「お客様からの商品の問い合わせ対応において、人手や時間、ノウハウが不足している」という意見が挙げられました。そこで、「AIを活用した対応方法」や「お客様を待たせない仕組み作り」など、様々な解決策が議論されました。ここではまず、課題の本質やVisionに立ち返ることが重要視され、根本の原因について深堀することが必要であり、中でも最も重要だったのは、課題の本質を捉え直し、明確な“イシュー”を定義することでした。
  2. スターバックスの「ルールブレイク」 
    次に、スターバックスの「前提」に関する議論が行われました。例えば、「立ち席がない」「電源を使える席が限られている」などの意見が挙げられ、それを踏まえて新しいスターバックスのアイデアを模索しました。新しい視点を持って、ビジネスの常識に挑戦することの重要性が再認識されました。 
  3. 企業における「上司へのプレゼン方法」 
    最後に、商品の値上げ交渉をテーマに、上司に納得してもらうためのプレゼン方法を学びました。参加者は、相手に納得感を与えるための論理的な構成効果的なコミュニケーションの重要性を学びました。特に、相手の立場に立ったプレゼンテーションが肝心であり、論点の組み立てが成功のカギであることを実感しました。 

■まとめ 

今回のプログラムを通じて、参加者は単に問題解決の手法を学んだだけでなく、問題を深掘りする力や、論理的思考力を強化しました。これからのAI時代において、「問いを立て、決定を下し、形にする」能力がますます重要になってきます。そして、そのベースとなるのがクリティカル・シンキングであり、私たちが日々直面するビジネスの課題に対して、冷静に分析し適切な解決策を導く力が求められます。 今後も、参加者が学びを活かし、自ら考える力を養い続けられるよう、Innovators Collegeは引き続き支援していきます

 

 

 

 

 

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