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【レポート】リベラルアーツナイト第7クール第1回 異常気象(2025/10/15)

2025.10.28

【レポート】リベラルアーツナイト第7クール第1回 異常気象(2025/10/15)

■リベラルアーツナイト概要
“知に出会い、アップデートする夜

時代の課題の真因を探索し、問いを立てる能力が求められる中、リベラルアーツの重要性が認識されています。10名の講師がリレー形式で現代社会を読み解き本音で語ります。

■第1回:異常気象

第1回は、三重大学大学院の立花義裕 教授にご登壇いただきました。立花先生は、多数のメディア、「羽鳥慎一モーニングショー」や「タモリステーション」をはじめ、先日は「ミヤネ屋」にも生出演され、またNHKなどのニュース番組にも多数出演し、異常気象の解説や気候危機についてマスメディアで精力的に発言されていらっしゃいます。

本講座では、「日本の気候変動と地球温暖化」をテーマに、猛暑や豪雨の背景にある科学的な仕組みと、私たちの暮らしへの影響が語られました。日本の四季が「夏と冬の二季」へと変わりつつある現状や、海面水温の異常上昇による猛暑の原因、そして気象災害が自然現象ではなく「人災」であるという視点は、多くの参加者に深い気づきを与えました。先生は「悪いのは政府でも農協でもなく、僕たち自身」と語り、気候変動への責任は私たち一人ひとりにあると強調。教育やメディアの役割、企業や個人の行動の重要性にも触れ、「面白くて儲かる」CO2削減策の提案や、ガソリン価格を気温に連動させるユニークなアイデアも紹介されました。気候変動を“自分ごと”として捉えるヒントが詰まった、熱量あふれる講座となりました。

 

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