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2020.07.27

[レポート] IGESプログラム始動!(2020/07/20)

2020年度新規プログラム IGES(ソサイエティ形成)プログラムがついにスタートしました。

新型コロナウイルスショックは、中部地域にも大きなダメージを与えるとともに、今後の社会・経済を大きく変化させるきっかけとなりましたが、ナゴヤイノベーターズガレージも例外ではありませんでした。広く人を集めて交流するイベントや少人数でのFace to Faceイベントも自粛していた為、今年度の新規プログラムIGES(アイジェス:Innovator’s Garage Entrepreneurs’ Society )も4月スタートを大幅に延期して、7月スタートとなりました。

IGESプログラムは、人の交流による化学反応を活性化させるために始動しました。保守的で慎重な地域柄の為か、『課題を持った人がナゴヤイノベーターズガレージに集まれば、それに比例して交流・対流活動が活発となり新しいものが生まれてくる』との予想に反し、オープンからの1年間では想定していた程の化学反応が起こりませんでした。そこでまず、小さく本音や想い・課題を話せる『場』を作り、そこに触媒となるメンターを入れることによって化学反応を容易にし、そこから大きな活動(事業化)へ導いていけないか、という新たな仮説を立てました。メンターには、中部圏の発展に積極的でスタートアップ育成経験豊富な4人を招聘しました。

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7月20日、会員企業の若手社員が株式会社ミライプロジェクト代表取締役 牧野氏にビジネスアイデアの相談に訪れました。この会員企業は創業100年を越えるモノづくり企業ですが、彼が考えているビジネスアイデアはコア技術を展開するテック系のものではなく、社会課題からアプローチした防災関連のビジネスプランでした。
当日は今や企業活動に定着したWebツール(Teams)で会社上司と繋ぎながら、対面でこのビジネスアイデアを始動させた思いや悩みどころを真剣に議論していました。
メンターの牧野氏からは、現段階のビジネスプランについて、視点の足りないところ、ペルソナの考え方等、当人が気付いていなかった点も含めて率直なご意見を頂き、相談は50分にも及びました。
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このようにIGESプログラムでは定期的にナゴヤイノベーターズガレージにメンターが訪れます。会員(現段階では非会員も相談可)の新規事業やスタートアップ企業の悩み、『我々はこんなコア技術をもっているが何か新しいことが出来ないか』『こんな人とつながりたい』等の相談が可能です。新規ビジネス構築、イノベーションに関わる相談であればどのようなものでも可能ですので、気軽にIGESプログラムをご活用頂ければと思います。お問い合わせは下記まで。

ナゴヤイノベーターズガレージ ソサイエティマネージャー 山下 iges★garage-nagoya.or.jp
(★を@に変えてください)

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