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2022.01.08
[レポート] 第12回中部CVC連絡会 (2021/12/13)
12月13日(月)、第12回中部CVC連絡会を開催しました。本連絡会はナゴヤイノベーターズガレージ メンターの株式会社MTG Ventures 代表取締役 藤田 豪 氏が中心となってこれまでも定期的に開催しております。中部地区CVCの量と質の拡大を目的にナゴヤイノベーターズガレージのコミュニティ活動として継続的して開催していきます。
◇講演要旨
当日はナゴヤイノベーターズガレージおよびオンラインのハイブリッドで開催した。中部圏でCVCに関わる方々を中心に参加し、JR東日本スタートアップ株式会社、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスより「CVC投資の取組み」を報告し、参加者で理解を深めました。
現地参加:35名、オンライン参加:77名
〔当日の内容〕
【講演1】
JR東日本スタートアップ株式会社 兼
株式会社TOUCH TO GO 代表取締役社長 阿久津 智紀氏
『JR東日本スタートアップ発のカーブアウトスタートアップTTGの軌跡』
大企業のアセットとスタートアップのアセットを切り出すことで早期事業化と社会実装を実現した大企業初カーブアウトスタートアップ「TOUCH TO GO」の取組みについて、大企業からスピード感を持って事業化してきた道のりを実体験に基づいて紹介した。マイクロマーケットをターゲットにしており、地方展開、世界展開を視野に入れた事業展開を計画している。
【講演2】
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 総合企画室
コーポレートベンチャーキャピタル担当 岸裕一郎氏
『ポーラ・オルビスCVCのスタートアップ投資からあの買収劇の秘密』
ポーラ・オルビスホールディングスにおけるCVCの取組みやCVCの投資先であるトリコ社を買収した過程について、企業がスタートアップとシナジーを出していく考え方などを紹介した。スタートアップの良さを大切にしながら、社内での理解を醸成し、如何に価値のあるM&Aに繋げていったのかを語った。
【講演3】
SPACE COTAN株式会社 取締役兼COO 大出 大輔 氏
『民間宇宙時代の日本の地理的優位性について』
~北海道スペースポート「HOSPO」のご紹介と企業版ふるさと納税のご案内~
宇宙空港ロケット発射場である北海道スぺースポート「HOSPO」事業について紹介した。宇宙産業のみでなく、スマートシティとしての取組みへ繋げていく構想についても説明した。自治体の公共事業として企業版ふるさと納税、個人版ふるさと納税、国からの地方創生交付金により事業資金を調達するという新しい形態のスキームを取っている。
◇次回イノベーターズガレージ開催のご案内
2022年3月4日 第13回中部CVC連絡会を開催予定 詳細未定
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