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2020.07.08

[レポート]「ビヨンド ザ ボーダー」第3クール最終成果発表会 (2020/05/22)

ビヨンド ザ ボーダーは、中部の将来を担う若手を、各分野で起業や社内ベンチャー、技術開発から既存事業の改新を含め、自らがリードしてイノベーション活動を推進する「イノベーションドライバー」として育成することを目的としたプログラムである。

 今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴う集合イベント自粛のため、第3クールで初のオンラインによる最終成果発表会を開催した。

 第3クールは、さまざまな業種から集まった19名の参加者が5つのチームに分かれ、2019年10月から約8カ月にわたりビジネスプランをつくり上げてきた。
 最終成果の発表後では、名古屋のスタートアップシーンをリードする

名古屋大学大学院情報学研究科 安田教授
㈱ミライプロジェクト 牧野代表取締役
㈱MTGベンチャーズ 藤田代表取締役
㈱スピード 岩木代表取締役
㈱ジョイント 村木代表取締役

を審査員に迎え、活発な質疑応答、講評が行われた。
 その結果、最優秀チームには、子供たちの疾病予防を目指し、骨格認識技術を用いて楽しく運動能力を向上できるプラットフォーム「エクサクマ」を発表したチーム「S.K.P」が選出された。

S.K.P(Smile Kids Project)写真向かって右から
髙栁 智博さん(イビデン株式会社)
堀越  直さん(大豊工業株式会社)※チームリーダー
小島 光博さん(中京テレビ放送株式会社)
菅原 夏輝さん(日本インフォメーション株式会社)

 また、審査員特別賞には、誰もが心の健康を維持できる社会の実現を目指し、日々の辛いことを投稿できるアプリと企業コンサルティングを組み合わせたビジネスモデルを発表したチーム「Acecure」が選ばれた。

 最後に受講者たちは、「さまざまな業種の方と交流することができ、枠にとらわれない考え方を学ぶことができた」「考えたプランをビジネスとして実践に移していきたい」「スピード感を持って結果を出していきたい」など、本プログラムに対する感想や今後に向けた決意を述べた。

 現在、S.K.Pチームを始め、いくつかのチームは事業化に向けて動き始めている。ナゴヤ イノベーターズ ガレージはビヨン ド ザボーダー修了後もビジネスプランのブラッシュアップ、事業化に向かた活動をサポートしていくプログラムも準備している為、イントレプレナー/アントレプレナーとして歩み出した修了生の今後の展開に期待している。

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