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2021.11.03

[レポート] 第11回中部CVC連絡会 -IGESプログラム-(2021/10/29)

10月29日(金)、第11回中部CVC連絡会を開催しました。本連絡会はナゴヤイノベーターズガレージ メンターの株式会社MTG Ventures 代表取締役 藤田 豪 氏が中心となってこれまでも定期的に開催しております。中部地区CVCの量と質の拡大を目的にナゴヤイノベーターズガレージのコミュニティ活動として継続的して開催していきます。

◇講演要旨
当日はナゴヤイノベーターズガレージおよびオンラインのハイブリッドで開催した。中部圏でCVCに関わる方々が参加し、「アフターコロナの中国消費動向」や「CVC投資の取組み」などについて理解を深めました。
現地参加:27名、オンライン参加:60名

〔当日の内容〕

【講演1】
株式会社トレンドExpress 代表取締役社長  濵野(濱野)  智成氏
アフターコロナの中国消費動向のリアルと日本企業の中国進出状況

アフターコロナにおける中国市場はインバウンド市場が縮小し、越境市場が伸びている。越境市場へのシフトにおいて日本オリジナルのコンテンツにも勝機があること、最近はソーシャルバイヤーを活用した中国市場への展開も進んでいることを紹介。中国はリスクのある市場であるが、フラットな視点で見ればチャンスを見出すことが可能なマーケットであり、戦略的に世界最大消費を取っていくことができると語った。

【講演2】
凸版印刷株式会社 戦略投資センターCVC部 坂田 卓也氏
トッパングループが目指すスタートアップとの事業創造と投資戦略

トッパングループが目指す市場・顧客起点での印刷に変わる新しい幹となる新規事業開発への挑戦について紹介した。ストラテジックリターンに重点を置いたスタートアップのニーズを満たす事業部門における共創や事業部門で挑戦できない領域における投資チームの挑戦などの具体的な取り組みを参加者と共有した。

【講演3】
INVENTIO PARTNERS CEO 堂田 丈明氏 
資金調達に使える無形資産の戦略的価値評価

知的財産、情報資産、オペレーションノウハウなどの無形資産を評価し、その評価を裏付けとして事業価値を証券化するスキームについて、具体的な事例を交えて紹介した。業種・業態によっては、事業価値を評価する手法として活用できることを伝えた。

◇次回イノベーターズガレージ開催のご案内
2021年12月13日を予定 詳細未定

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