\「学び」と「イノベーション」について語り合う哲学対話サロン第3回/

 普段、モヤモヤしていながら、なかなか言葉にならないこと、同僚や知人に尋ねても、冴えた意見が返ってこないこと、本や記事を調べても、どこにも明瞭な答えが載っていないこと・・・などなどを、言葉にしてみんなで語り合ってみませんか?

 複雑に問題が絡み合う現代社会で前に進み続けるには、自ら問題について問いを立て、考え抜き、実行し、また問いを立て、の繰り返しが必要になります。これまで2回開催し、参加者の様々な意見を聞いてきましたが、まだまだ皆さん同士の「問い」を引き出せていないなと感じるところです。
(これは意見を闘わせるディスカッションを経験していても問いを立て合うダイアログには慣れていない日本人の弱点かもしれませんね・・・)

 引き続き、「イノベーション」をテーマに考えつつ、「発問」(課題発見)➡「深堀り」の力を皆さんと共に哲学対話を通して鍛えていきたいと思います✨
 第1・2回に参加していなくても全く問題ありません。ご興味ある方はぜひご参加ください。

■テーマ:アンケートにて後日決定
 先回の対話では、自ら学ぶモチベーション、AIと人間の関係といった視点から、「学び」の意義について考えました。その中で、他人から与えられた学びには思いが入りにくいというお話もありました。そこで今回は、皆さんに興味あるテーマを選んでいただきたいと思います。(本当は自由に集めたい所ですが、運営の都合上選択型にさせていただきます・・・)
①AIと人間とイノベーション
②イノベーションにおける「多様性」の役割
③なぜ「イノベーション」が必要と言われているのか
④どれでもよい
結局は切り口が異なるだけで、どこかで繋がる話ですので、もし希望したテーマにならなくてもぜひキャンセルせずご参加いただきたいと思いますm(_ _)m
※申込フォームの備考欄に選んだ番号をご記入ください。

■会の流れ
時間 内容
18:30~18:40 哲学対話の心得復習
18:40~19:30 少人数グループに分散して対話
19:30~20:15 各グループで話し合った内容を共有&全体で対話
20:15~20:30 振り返り、中締め
20:30~ 自由解散 ※21:00までには帰りましょう!

 

■対話のルール
1.ホンネで話しましょう。
2.互いの発言を尊重しましょう。
3.対等の立場で話しましょう。
4.「発問」を心掛けてみましょう。

 

■第1回開催の背景 レポートはこちら
 昨今、リカレント(recurrent)やリスキリング(reskilling)、生涯学習といった言葉を耳にする機会が増えたような気がします。でも、そもそも学びなおしって、なんだろう? どうして大人になってからも学びなおしが必要なの? それって本当に必要なの? 昔は必要なかったの? なんのために学びなおすの? 学びなおすことで、私たちは何を目指しているの? 学びなおしの究極の目標は?——こういった疑問を深く考え抜く機会がないまま、言葉だけが独り歩きすることも多いのではないでしょうか。
 そこで、学びなおすことの意義や、そもそも「学び」とは何なのか、何のために学ぶのか、学ぶことと働くことの関係などについて、じっくりと語り合ってみる場を設けてみました。
 この日の対話が、産業人としてのマインド醸成や、受講者同士の交流促進のきっかけとなり、ひいては地域の発展や経済成長につながればと願う次第です。

■第2回開催 レポートはこちら
 第1回で「学び」とは何かを語り合って見えてきたのは、学びなおしには、「会社や国が経済回復や転職のために推奨する個々のスキルアップ」、「人生や人間性を豊かにするための教養・趣味」の2種類があるということでした。
前者は、「必要に迫られて」やるものであり、場合によっては「苦痛」と結びつくこともある。しばしば成果(アウトプット)を出すことを求められる。
後者は、それをやることが自分にとっての「喜び」につながるものであり、それが動機になっている。必ずしも成果と結びつかなくてもよい。この2種類の学びのうち、イノベーションや経済成長につながる「学び(なおし)」は、どちらなのか。あるいは両方なのか。私たちが今のうちに本当にやっておくべき学び(なおし)とは何か。引き続き、「学びなおし」のあり方について考えます。