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2021.02.05

[レポート] 大人の学びなおし第2クール 第6回/宇宙 (2021/01/27)

大人の学びなおし第2クールの第6回講義は、名古屋大学 大学院多元数理科学研究科 白水 徹也 教授を講師に迎え、「究極の理論が描く宇宙の姿〜多様な宇宙の世界〜」(領域:宇宙)をテーマとして講演いただいた。

 

◇講演要旨
観測によれば宇宙は膨張している。これは過去にさかのぼると宇宙が小さかったことを意味する。そして、その時代の宇宙を記述する物理法則は現在未確認であるものの、有力候補が存在する。それが超ひも理論と呼ばれるものである。驚くべきことに、この理論からは私たちの宇宙は高次元空間を運動する薄膜のようなものであることが予言されている。さらに、高次元空間の形の多様性はそのまま宇宙の多様性を示唆している。私たちの宇宙はたくさんある宇宙の中の一つにすぎません。また、最近話題のブラックホールについても、高次元においてはリング状のものなど様々な形状が存在し得る。
これまで明らかになってきた宇宙の歴史から、究極の理論によって描かれる宇宙の姿を紹介し、宇宙の謎に迫った。

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